目次
1 何故、お金に縛られない生き方か?
2 大久保会長の在り方
3 林先生の綜學
4 森本喜久男さんのお金に縛られない生き方
5 そして、河野伸太郎という私
6 オンリーワンの会社、自分を作るには
7 みんなでnokosoを知ってもらおう
8 お掃除で家族を繋ぐ
1 何故お金に縛られない生き方か?
nokosoは7年前から、カンボジアの技能実習生を受け入れてます。
そして新卒採用しか行っていません。社会人1年生で初めてお金を稼ぎます。
技能実習生を受け入れて7年色んな経験をさせてもらいました。
私がお金の大切さを教えるのが、充分でなかったので、彼女達は、物が溢れる日本の誘惑に負けて遊んでばかりで貯金出来ず、逃亡、妊娠、病気とトラブル続きでした。誘惑に負けず期間を満了して、母国で人生をステップアップさせてる人はほんのひと握りです。
そこで、私は考えました。お金をコントロール出来る人財を作ろうと!そのための手段として、お掃除を通じて仕事をして、六甲山の寮で生活する。ちゃんとお金を貯めて、自分の人生の勝負所でお金を使う。
セルフコントロールが出来るnokoso人を作ることを決めました。
名付けて、掃育學です。この學問は3人の師の教えがベースです。
1.大久保塾長の在り方
2.林先生の綜學
3.森本さんのお金に縛られない生き方です。3人には共通する公益思想が有ります。「自分の生き方を通じて、社会に貢献する」です。
次章より、7つパートに分け掃育學がなぜ、家庭、会社教育に役立つのか?述べていきます。
2 大久保塾長の在り方
大久保秀夫塾長は株式会社フォーバルの会長で中小企業の経営コンサルをされています。大久保塾という所で、私は経営の勉強をしました。
「経営は世の中のため、自社は何故有るのか?ちゃんと利益は出てるか?」経営は、社会性→独自性→経済性が大切と学びました。
これは、会社だけでなく、人の生き方に通じます。
「自分は何のために生まれて来たのか?だったら、どう行動したらいいか?その何のため=志を実現する時に、お金を貯めておく」です。
この事を社員に腹落ちしてもらう為、日本人の考え「足るを知る」を社員教育の1番にしました。「腹八分で充分、住むところは寝れたらいい、着る物は、1週間あれば大丈夫」を日々見せてます。
この事を実践した10年目の社員は1000万円、1年目の社員は100万円を貯めてます。掃育學を実践したら毎年100万円貯まる仕組みです。しかし、皆笑顔で楽しく暮らしてます。
3 林先生の綜學
林英臣先生は松下政経塾1期生です。
800年周期で世の中は大きく変わる文明法則史学を研究されてます。
特に昨今、コロナ禍で皆、自分を見失いガチになってます。
自分は何故この世に生まれて来たのか?何を今するのか?
原大本徹の考え
原点=自分の人生の種を見つける
大局=自分の人生、何を賭けて生きるのか?
本気=自分の人生、今何をするのか?
徹底=その本気を実践する戦略は?
を教えてくれました。
そこで、私が感じたこと。二宮尊徳の報徳思想です。「世のため、人の為にしたことは、自分に帰ってくる」
技能実習生は帰国して商売をやりたいと考えてます。この報徳思想は商売をする上で重要だと教えています。ひいては人生も同じ。
4 森本喜久男さんのお金に縛られない生き方
森本さんは、カンボジアのアンコールワットが有るシェムリアップの町外れに伝統の森を作り、クメール織の職人と住まれてました。3年前に他界されました。
ポルポト大虐殺でクメール織の技術者は殺されました。それを復活させた人です。片田舎で一時1000人を越す雇用を生んだ凄い方です。この噂を聞きつけた京セラの稲盛会長も訪れたそうです。
私は1番感じたことは、村人が給料をもらいに来るのを忘れるというお話です。
つまり機織りの仕事に没頭して魅せられ、食べ物は自分で田畑で作る、雨風しのげる家が有る。
カンボジアで私は森本さんから、足るを知るを学びました。
帰国してオンリーワンのお掃除の仕事=日本人と外国人で医療清掃という高い清掃技術を行う。六甲山の自然の中で環境を意識した持続可能な生活をするnokoso人で共同体を作ってます。
5 河野伸太郎という私
私の人生は47歳から52歳の5年間は苦労の連続でした。
47歳で大久保塾長に出会い人財不足に悩む私に、カンボジア技能実習生の存在を教えてくれました。
49歳カンボジア技能実習生の勤勉さに惚れ込み、自分の目で採用したい、その一心でカンボジアに会社を作りました。2年で19回カンボジアに市場調査に出かけました。
その時に、森本さんに出会い「あなたはボランティアをしたいのですか?私はこんな片田舎ですが、皆の生活を守り、志を形にすりために、しっかり利益を出すビジネスをやってます。だから、まずビジネスをしっかりやりなさい!そうしないと、人を幸せに出来ませんよ❗️」怒られました。
人生50歳の節目の時、私の財務の見通しの甘さから、倒産の危機を招きました。1週間だけ日本に帰国して、銀行5行を回りリスケをお願いしました。その時、日本人の奥さんとも離婚しました。
カンボジアに戻り自殺を考えました。私を救ってくれたのが、今のカンボジア人の奥さんです。2人と奥さんの連れ子3歳のリエンを連れて、必死に会社を立て直すために、働きました。
そんな時、何故自分の人生が行き詰まったのか?を突き止めたくて、林先生の綜學を、学び始めました。
学んで分かったこと、人は人、自分は自分。
nokosoは日本人もカンボジア人も無い、そこに居るのは、nokoso人だと気付きました。
6 オンリーワンの会社、自分を作るには
もう一度言わせてください。nokosoには、日本人と外国人で仕事してる会社です。
最初、日本人スタッフは、今時の顔に表情が無く「習ってないので、分かりません。聞いてないので、知りません」が口癖でした。
だから、仕事がはかどりませんでした。
しかし、技能実習生が来たら、日本人スタッフの尻に火がつきました🔥ほっといたらアカン!ある人は動画が得意なので、動画で教える。ジェスチャーが得意な人はそれで教える。紙芝居を作った人も居ました。
その結果、言葉だけに頼らないノンバーバルコミュニケーションが出来ました。そして、皆、自己成長が出来て笑顔になってました。これがnokosoチームビルディングです。
7 みんなでnokosoを知ってもらおう
これまで述べてきた在り方の部分教育は私が担当です。
次にやり方の部分で、nokoso人に楽しく取り組んでもらってる事が有ります。
若い子は、ゲームのように、自分が主役になる事が大好きです。
特に皆んなSNSが大好きです。Facebook、Twitter、インスタです。
そこでnokoso No.2の中野部長が得意なので、社員教育のやり方担当をしてもらってます。彼が作ってくれた会社紹介の動画で入社を決めてくれた人、インターンで来てくれた人が居ます。
技能実習生は帰国したら、広告、求人が必要になります。そのノウハウを技能実習中に習得出来ます。
日本人スタッフは、地域の学校にお掃除ティーチャーとして出向き、一見地味な清掃の仕事も、小学生、障がい者の子にとってみたら、モップ、ガラススクイジで綺麗にしていく彼らはヒーローです。
nokosoは色んな取り組みをして、一人一人が笑顔になれる職場作りをしています。
8 あとがき→お掃除で家族を繋ぐ
nokosoが今1番したい事をお伝えして、終わりにします。
以前、お好み焼き 千房 の中井会長に伺った話をします。
会長は、刑務所を出所した人が2度と犯罪を起こさない取り組み。職親プロジェクトをされてます。
千房のある道頓堀商店街の取り組みで社会科体験をやっておられます。
お好み焼き作ったり、接客、お掃除等を体験します。
小学生、中学生が1番心に残ったことは?と聞くと、ほとんどの子が共用トイレの汚れまくった便器を破れて素手で綺麗にした事が良かったと言うそうです。
今、コロナ禍でステイホーム、テレワーク、それでも外で働かないといけない人が居ます。
今まで、家族の間では、これだけ長い時間、家族一緒に平凡な時間を過ごしたことはないと思います。
会社でも、売り上げ、利益に気を取られ、社員が繋がって行う、社員旅行、お誕生日会が忘れ去られたと思います。
今、時間が、有るからこそ、やったら良いこと。
1.コロナに立ち向かうこと
2.人の繋がりを強くすること
それには、お掃除がもってこいです❗️nokosoでは、コロナ禍で小学校のトイレ特別清掃させてもらいました。お礼に7歳のリエンのトイレ清掃のお掃除ティーチャーの動画をプレゼントさせて頂きました。子供達が、家のトイレお掃除をして両親に褒められる、子供笑顔になる。
nokosoの会社では、3密に気をつけて、社員団結のため、お誕生日会、社内社員研修を毎月やってます。それには、技能実習生のビルクリーニング試験の難関にも、皆んなで取り組んでます。社員の団結が出来ました。
私事ですが、私は今54歳です。7歳の娘、2歳の息子、26歳の娘が居ます。父が昨年79歳で他界しました。後25年生きるとして、32歳の娘27歳の息子、51歳の娘に何が残せるか?考えました。それは、「生き様」だと私は考えます。
このコロナ禍は、縁有って繋がった家族、社員の方々と絆を一層強くするチャンスだと考えてます。今が、家庭、社員教育を実践しましょう❗️
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